すきってすてき

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「その女、ジルバ」手塚治虫文化賞!

うれしいうれしいうれしい!

ずっと好きだった漫画家の「有間しのぶ」さんが昨年の第23回手塚治虫文化賞を受賞されていました!作品は好きでも、その周辺のニュースには疎いもので本日の公開されたAERAドットの記事で初めて知ったのです。

受賞された「その女、ジルバ」は2018年に完結したんですよね。完結してから1年後の受賞になるんでしょうかね。

閉塞感のある日常をおくるアラフォー女性が主人公。
ある日出会った新しい場所は・・・熟女(老人)スナック!
そこで過ごしていくうちに感化された主人公は生き生きとしていくのである…そういう部分だけではありません。
震災後の福島、戦後日本、ブラジル移民についての歴史、日常を生きる力を感じる作品です。漫画だけれど文学的な気がしています。

ほっこりできるかと思って手にとってみたら、辛らつでシリアスな場面があったりして、とっつき易いようでとっつき難い「有馬しのぶ」作品。共感できる人は何度も手に取ってしまうのです。全5巻。

私が高校生のときに手に取った月刊誌フィールヤングで「モンキー・パトロール」と出会ってからのファンです。

当時のフィールヤング安野モヨコさん「ハッピー・マニア」、中学聖日記かわかみじゅんこさん「パリパリ伝説」など恋愛やエッセイコミックが連載されていました。

こうしてずっと好きだった作家さんが画業を続けられてきて、受賞されるなんて涙がでそうです。
作中では喜ばしいことがあると「お祝いのダンス」をする場面がでてきます、まさに今ですね。おそばせながら、お祝いのダンスともにお祝い申し上げます。
今日は素敵な1日でした。

お粗末様でした