前回の記事の続きです。フォーチュン・クエストシリーズ読み返した感想を残します。
※読んだことある人前提ネタバレ有
角川スニーカー文庫から発売されていた時代を、ファンの間では「無印」と呼んでます。(もしかしたら、いまは言わないかも)
※新装版として電撃文庫でも発売している。
ちなみに読み返すにあたって、1〜4巻がボロボロになってたので買い直すことにしたんですが…
新装版じゃなくて角川版が欲しくて古本で探そうとしました。でも保管していた本を見てみると…、昔の文庫本って文字が小さいんですよね😖諦めて電子書籍にしました。
そんなわけで、無印の感想
シロちゃん、ゼンばあさん、ジュンケイ、JB、トマス、レディグレイス、マリーナ、メル、ディビーママ…などなど。
初期はみんなお子ちゃま。パステルだけでなくて、トラップもクレイも色気がなく健全な凸凹パーティ。それぞれ自分のことで手いっぱいで、わちゃわちゃしてていいなぁ♥️
でも死が身近に描かれていて、実際ノルが死んだり、ヒヤヒヤもすごい無印時代。
海が舞台の7・8巻なんて、今の私は水難事故の怖さを知ってるから、わくわくする場面でも(一歩間違えば…)なんて一人でゾクッとします。
運命の出会い「シロちゃん」
冒険の醍醐味、未知との遭遇。こういう出会いを引き起こすから、パステルって必要デシ。
シリーズ1番の事件「ノルの死」
子供の頃に読んだときは怖かったですね。「大魔術教団の謎(上)」は、ショックで一度読むのをやめました。
これ以降、メンバーの意識が変わったと思いますよ。
個々のキャラを振り返ると…
○パステル
いいな、肉、焼くよ
大魔術教団の謎(下)より
シリアスな場面でこんなこと考えてるのすごいわ。パステルってこういう生活感のあることを必死で頭使ってる。
特に最初のころは、なぜ冒険者になったんだ、というくらい足手まといのパステル。せめて泣くなよぅ。
これがスマホ検索できる時代なら簡単に調べられるけど、情報にお金が必要な世界観(ファンタジーじゃなくても昔はみんなそうだった)。知らないことは、経験してみないと知らないよね…🥲
でも変な生き物に懐かれたり、偏屈な人の懐に入っちゃったり…パステルがいるから心に残る冒険になるのさ。
忘れられた村の忘れられたスープでは、恋の女神メナースが体に入り込むけど、精神力で撃退します。パステル以外にメナースが入れるような人が他にいなかったんでしょうけど、甘く見てたね🤭
長くなったので前後編に分けます。もう3日かけて書いてるけど、まとめ切れないんですよ。