私は新フォーチュン・クエスト(1)が、シリーズ通して1番好きなので、この巻だけ別記事にします。
※ネタバレありの読んだことある人前提の感想。
なんで好きだったかな?と、読みなおしてみたら、あったかい気持ちになれるんですよね。
パステルはこの作品で、クレイとトラップを連れてガイアに里帰りします。そこの描写はボリュームが少ないんですが、パステルは亡くなった両親を思い出してつらくなり早々に旅立つことにします。
その時クレイの誘いで彼らの地元ドーマに行くことに。
そこでは幼い彼らの面影を感じつつ楽しい時間を過ごしていると、この街がシロちゃんに関係していると分かって慌ただしく冒険が始まります。
いいよねー☺️
ちょっといつもの冒険とはちがって、それぞれが里帰りでキットンとノルがいないというのも味がある。
大人がいて、衣食住やお金の心配もなく、パステルは久しぶりに休めたことでしょう。
この本を読むとパステル視点じゃなく、クレイやトラップ視点で想像しちゃうんです。
能天気なパステルだけど、彼女の実家に行ってみたら地元は復興中。パステルとパステルの友達は親や身寄りを亡くしてる状態。男二人でしんみりしちゃったんじゃないかなぁ。
自分らの故郷は無事であることに感謝したりね。
ま、私の憶測なんですが。
余談ながら、この本でクレイに婚約者がいることが判明しますが、私はその婚約者サラが好きだったり。最後にチラッと登場しますが、勿体ぶった登場でなくて好感もてます。
そのサラの妹こじらせジンジャーと、悪だくみ町長がパステルに懐くのも見ものです。
そしてこの本の主人公はシロちゃんかな。
パステル、クレイやトラップの里帰りだけでなく、シロちゃんも家族との再開します✨
でも、ぼく、一緒にいたいから、えっと、だから、一緒にいるんデシ。
シロちゃんが、改めて自分から冒険についていく意志を見せます。マスコット的だったシロちゃんだけど、今後の活躍が期待できそう!
最後は次につながる感じでおわるので大好きな本です。