何気なく「FF12 ザ ゾディアック エイジ」を買ってみると、序盤に面白さが分からないまま惰性でプレイし続けていたらエンディングまでたどり着き、感動して泣いてしまいました。
【公式サイト】FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE | SQUARE ENIX
我ながら思いがけなかったので、ネタバレなしに感想を残したいと思いますが、最初の導入部だけあらすじ記載しますね。
きれいなお姫様がいて幸せいっぱいの雰囲気のなか物語が始まりますが、次第に不穏な空気が広がり敵国に滅ぼされてしまいます。
数年後、その戦乱で家族を失った少年「ヴァン」が主人公となり、持て余した気持ちを発散するため占領されている城に侵入したことで大きな運命に巻き込まれてしまうのでした。
こんな出だしなんですが、この作品は普段の会話でキャラクターの掘り下げや描写が少ないため、街の散策タイムでキャラの心情を補完することが難しかったように思います。
イベントムービーをぼーっと見てたり飽きてスキップしていると、よく分からないまま人間関係が明らかになっていき、「こいつとこいつはなんか知り合いだったけど、唐突だな」という印象になります。(ムービー飛ばしたんだから当たり前ですけどね)
それでもムービーをじっくり見るほど興味がわかず、6時間ほどプレイしていても主人公に興味もてないでいるあたりで一度挫折しかけています。
ただキャラクター育成は好きなので、戦闘システムと絡めて楽しんでいるうちに女性キャラ「アーシェ」にいつのまにか思い入れしている自分がいるのに気付き、そこから作品と向き合うようになっていきます。思い返してみると、エンジンがかかるまでに12時間くらい必要でした。
そうこうしているうちに、同時に主人公のヴァンも私のなかで存在感がでてきます。
ある時、きれいなウサギさん「フラン」に関係したイベントにて、最後KY発言をします。
そのときは(真面目な話が続いていて息がつまるなぁ)と思ってダレてきていたので、この場面から一気にヴァンが癒しになり物語が進んでいくことが楽しくなってきたんです。
それからの話は、また次回に。